大学3年で求人情報サイト“Find Job !”を開設した笠原さん。大学の授業に出席しながら、起業を考えていたといいます。
ビジネスのヒントを得たのは、大学3年で選択した経営戦略ゼミでのこと。デル、インテル、マイクロソフトなど、IT企業のケーススタディを行い、マイケル・デルやビル・ゲイツも自分と同じ年頃で起業したことを知って “自分も何かチャレンジしてみたいと思ったのがきっかけでした”(笠原さん)
インターネットビジネスが一般にもほぼ普及した2003年、笠原さんが次に考えたのは、友人や同じ趣味を持つ人たちがオンライン上でコミュニケーションできる場を作ることでした。そして2004年に立ち上げたのがソーシャルネットワーキングサイト“mixi”です。
mixiをスタートした際、心配してくれる人はいても、成功すると思っていた人はいなかったと語る笠原さん。 IT関連の課題にぶつかることも多かったそうです。
1台のレンタルサーバを借りてスタートしたmixiですが、ページビューは短期間で急増し、 1~2週間でサーバは処理能力不足に。いくら楽しいサイトでも、ユーザが快適に使えなければ人気サイトにはなれない。笠原さんが導入したのがデルのサーバでした。コスト、納期の早さ、カスタマイズの柔軟さ、設置のしやすい設計などが決め手となり、現在では2千台以上のデル・サーバがmixiで稼働しています。
創業から5年、mixiのユーザは1万人から1,700万人に増加しました。現在、1日のページビューはおよそ5億。アクセス数が伸びるにつれ、ダウンタイムのリスクも増えましたが、デルのサービスを活用することでリスクを低減できているといいます。
さらに今夏からはミクシィのプラットフォームを解放し、“mixiアプリ”を始動。誰でもmixi上にアプリケーションを提供し、利用できるようになりました。動作負荷の高いサービスですが、仮想化技術を取り入れるなど、今後のサービス充実に万全の備えをしておられます。
“「自分にとって一歩目線の高い目標を常に持つことができるか」
「それを達成したら、さらに高い目標を持つことができるか」
ということが重要と思っているんです”と語る笠原さん。
自身の次の目標は、mixiを誰もが使うコミュニケーションの
インフラに成長させることだといいます。目標ユーザ数は3千万人。
一番使いやすく、楽しく、安全なコミュニケーションサービスを目指して、
笠原さんのチャレンジは続きます。